本好きのつぶやき

読書に勤しむ大学生の日常

2023-01-01から1年間の記事一覧

若者で流行するVLOGとは

たしかVLOGというコンテンツが流行りだしたのもコロナ禍に入ってからのような感じがする。当時大学の授業もなく家で引きこもっていた自分にとって、おしゃれな部屋で家にいながらも生活を楽しむVLOGerはとても魅力的に映っていて、いつしかチャンネル登録ボ…

分断のはじまり①【橘玲著:上級国民/下級国民】

「上級国民」というワードは2019年春に飯塚幸三という男が起こした事件にて一躍流行した言葉である。ニュアンス的には元官僚で勲章持ちの人間は、権力によって罪さえも揉み消すことができてしまうのだという使われ方だった。まさにその流行語大賞にもノミネ…

地震雲とか人工地震とか

今朝関東を震源とする地震が発生し、朝方からパニックになった人も多いのではないだろうか。私は関東在住ではないので地震速報で目を覚ますことはなかったが、ツイッターのトレンド欄はそれ関連のキーワードでいっぱいだった。 地震は恐ろしい災害で、いつ何…

mRNAワクチンとは?①【中村祐輔著:ゲノムに聞け】

2019年のコロナショックから現在、外出規制やマスク規制など対策もだいぶ緩和されてきた。思えば長い間コロナウイルスと付き合ってきたなあという感覚である。 そこで割と今更ではあるが、改めて新型コロナウイルスおよびmRNAワクチンについておさらいをして…

コンセプト「旅」のGW

人間は「人」「旅」「本」から学ぶ。という格言をどこかで目にしたことがあり、確かにその通りだなあと思っている。自分はこの三要素の中で「本」の占める割合が多くなりがちだ。(多分6割くらい本)理由は明白で好きだからであり、逆にお金がかかりアクティ…

今後の学校教育についてふわっとした持論

正直、現行の日本における教育制度やその在り方については課題が山積みであり、今に始まった話ではないと思う。新しい風を呼び込むのがとことん苦手なこの国において、「人を育てる」教育こそ改革するにあたり、最初に着手すべき分野だと思う。 センター試験…

言葉に出ないのは考えてないからか?【武田砂鉄著:わかりやすさの罪より】

バチバチの回である。何がバチバチかと言うと、おそらく「言葉」そのものに対する考え方や向き合い方の違いによるものだろう。今回はそんなバチバチな2冊の本を紹介し、感想を述べていきたい。 言葉は思考の上澄みにすぎない 「言葉にできるは武器になる」は…

夜という時間

ぼそっとつぶやきです。 昔から夜というのは不思議な時間に感じていた。太陽照りつける昼間とは全く違った感覚になり、どことなく寂しさや不安感に駆られ、頭がくらくらしてくる。(眠いわけではない) これらは人間の本能的なものが引き起こす産物なのだろう…

TOEICの学習について

近頃リスキリングや自己啓発ブーム的なのが到来しており、特に社会人には人材市場の流動化に伴うスキルアップが求められているだろう。そこで役に立つのがTOEICの学習である。転職に有利で、ある程度のスコアを取るためにはそれなりの地道な努力が必要なため…

アベノミクスってなんだったの【原真人著:日本「一発屋」論より】

私自身日本の首相のイメージは誰かと聞かれれば安倍晋三と答えるだろう。それくらい長い期間日本における政治のリーダーとして存在し、世界各国からの信頼も厚かったように思う。 大学で経済学を専攻しながらも安倍政権にて始められた「アベノミクス」につい…

どっちですか?は危うい【武田砂鉄著:わかりやすさの罪より】

本日ご紹介するのは偏っていた思考を真ん中あたりにより戻してくれた一冊である。自分の中で伝える行為が、「端的に!わかりやすく!を意識しよう」というビジネス本のフレーズや就活での受け答えによる影響を受けていたのかなあと思った。 (function(b,c,f,…

5月に読みたい本まとめ

少し気が早いが5月に読みたい本をまとめてみようと思う。来月は就活も恐らく、願わくば落ち着いていると思うのでぜひ読書に勤しみたい。ジャンルを問わず気になった本を列挙していくが、ぜひ皆さんのおすすめ本があったらコメントで紹介してほしい。 この人…

不幸なのは本当に自分のせい?

少し気分を害される方もいるかもしれないが、先日Twitterで学生が自殺をする動画が出回っており、私はその動画を目にしてしまった。その動画はもともとストリーミングサイトにて配信されていたものだったという。あの手の動画や画像は受取手によって精神的な…

どんな基準で本を選んでる?

この記事はネットで書籍を購入する人にとって、少し実感が湧きづらいかもしれない。しかし私を含め書店で本をじっくり選ぶ人にとって、また読書ライフを満喫する上でも重要なのが本選びである。ここは避けて通れない。 そもそも読書という行為の楽しみの中に…

論理的とは何か

しばしば論理的思考力が重要だと言われる。学校教育では数学の勉強をするときによく聞いた言葉で、今ではメールで見かける就活評価基準の言葉である。結論から述べて次はその根拠。そこから例示をしていくスタイルは英語圏で使われるエッセイの書き方そのも…

緊張と向き合う

就活を進めていく中で会社の人事や経営陣の方々と話す機会が多くなってきた。やはり経験したことのないことや慣れないことはどうしても緊張してしまう。自分は普通の人と比べて緊張してしまう方で、幼いころはあがり症もひどかった。昔、そんな自分をなんと…

趣味を作るのにも努力は必要

趣味は人によってまちまちで、たまに目を引くような面白いことをやっている人もいる。そんな趣味だが、皆さんはどうやって作っているのだろうか。なかなか趣味が作れず、YouTubeやTikTokを家で見てばかりだなんて相談を受けることもあるが、言ってしまえばそ…

絶好調の証明【ベン・コーエン著:科学はツキを証明できるかより】

昔、弟とおやつのプリンを巡ってよくじゃんけんをしていたが、多分私の勝率は三割に満たなかったのではないか。正直負けすぎてじゃんけんになると試合逃亡することも多く、勝負事で自信を持っているか持っていないかということの大切さは身にしみて学んでい…

ツイてるを解明する【ベン・コーエン著:科学は「ツキ」を証明できるかより】

春休みが終わりそうで憂鬱な今日この頃だが、社会人になればこの憂鬱感も感じれなくなると思うとなんだかさみしい。今年の春休みは就活がメインで2番目の優先事項に読書をするとしていた。その甲斐あって10冊くらい読めたのではないかと思う。基本的に学術…

SNS(比較)が趣味の継続を妨げる可能性

就活が若干忙しくなってきたため投稿頻度がまばらになってしまった。継続することはどんなことであっても難しいんだなとつくづく思う。こんな感じで何かやらなくちゃいけないことが山積みになったときに趣味の時間を作るのは難しい。でも毎日毎月忙しいわけ…

ルーティンをうまく作るには

習慣化したいと思うことは多々あると思う。例えば適度な運動や日々のコツコツ積み上げる勉強、早く起きるとか。しかしなかなか上手くいかないのが現状で、書店で習慣化のコツなんて本を購入してもその本すら読破できないこともあるのでは。 本記事では大学在…

侵食する快適主義【稲田豊史著:映画を早送りで観る人たちより】

本著はたしかYouTubeで一度は目にしたことがあるであろう岡田斗司夫さんが「岡田斗司夫ゼミ」にて紹介しており、切り抜きの動画が回ってきた人も少なからずいるのではないだろうか。YouTubeのアルゴリズムが一体どうなっているのかわからないが、切り抜きの…

思考力と記憶力について

2ちゃんねるのあるスレを見て思ったことをつらつらと。内容は「記憶力が低いと思考力が高いのではないか?」というもの。ぱっと見確かにそうかもしれないと思った。何か課題を解決しなければいけない状況で、自身の記憶力が低いのであれば、最低限の知識の中…

倍速視聴を考える【稲田豊史著:映画を早送りで観る人たちより】

現役大学生大半の方々にはご共感いただけると思っているが、正直講義動画を倍速視聴することに一切の躊躇はない。むしろ速く見終えることができれば効率がいいし、もともとのスピードで視聴する必要があるか?といった感じの講義動画も多い。 しかし教授の目…

音楽サブスクリプションの功罪

思えばAppleの「iTunes」が廃止されたあたりが転機だった。iTunesの廃止が発表された2016年(Macでの利用不可)、まさにその年に発表されたのがSpotifyである。たしかその頃はまだ月額定額引き落としのサブスクという形態に否定的だったように思う。少額とは…

学校教育について考える【広田照幸著:学校はなぜ退屈でなぜ大切なのかより】

2022年読了本シリーズである。ジャンルが右往左往している点は自分でもなんとかならないかと思っているところだ。 突然だが皆さんはどこで本を購入しているのだろうか。最近はアマゾンで購入する人が増えていて、本屋がなくなってしまうのではと言われている…

SNS風紀委員長はやりすぎている

最近ツイッターを眺めていると、おすすめ欄のツイートにどこからか拾ってきた炎上ネタが投稿されているのを見かける。最近の例だとスシローの件や東日本大震災の被災者に向けて不適切な発言をしたとされるものなどである。 SNSは世界中の不特定多数の人々と…

山にいると時間の経過が速くなる?【カルロ・ロヴェッリ著:時間は存在しないより】

2022年に読んだ本に関してもぼちぼち紹介していきたいと思う。(就活が思ったよりもひまなので)本著はジャンルはがらっと変わるが物理学の観点から見た「時間」という概念の話である。 カルロ・ロヴェッリ著:時間は存在しない 所変われば時間も変わる 本書…

AIと今やってることの意味を問う

現在就職活動をする中で、将来性を考えて業界や企業選びをするといいよとアドバイスをもらう。自分なりに調べていろいろ考えたりするのだが、正直さっぱりわからない。IT業界のシェアが拡大している点やすべての産業を通して見てもDXが促進されているという…

高校と大学の友人関係の違い

私も春から大学4年次ということで、大学生活あっという間だったなあという感じです。歳を取れば取るほど時間感覚が速く感じるようになるとよく聞きますが、社会人になったらもっと速くなりそう。 高校での友人関係の在り方 ところで春から大学に入学する後輩…