5月に読みたい本まとめ
少し気が早いが5月に読みたい本をまとめてみようと思う。
来月は就活も恐らく、願わくば落ち着いていると思うのでぜひ読書に勤しみたい。ジャンルを問わず気になった本を列挙していくが、ぜひ皆さんのおすすめ本があったらコメントで紹介してほしい。
この人の書く文章が好き
先月、武田砂鉄著「わかりやすさの罪」という書籍を読んだが、まずその個性的な文章が魅力的だった。著書は現代社会のわかりやすさを追求した故に発生する、言語的・文化的損失やそれを後押しする人々の姿勢に対して疑問符を打ったものだ。
文章が読み手の読みやすさを重視するよりかは、著者の思考回路や思慮の奥深いところまで文章を通して伝えようとしているのを感じた。つまり読んでみてわかりにくかったということだが、それこそまさにこの著書のコンセプトである。
「父ではありませんが、第三者として考える」は最近出版されたものらしく、著者の実生活を覗いてどんな考え方をしているのか更に知れるような気がするため、読んでみるのが楽しみだ。
なんだか難しそう
複雑系という学問領域を知ったのは脳科学の勉強をしていた頃だ。複雑系とは従来の物事を細分化し、そこにあるものを明らかにすることで発展してきた科学とは全く考え方が異なる分野である。脳や宇宙、はたまた魚群がどんな動きをするのかなど、細分化するだけでは理解ができない事柄について考える上でうってつけの学問だ。多分難しいと思うが「入門」とのことなので、コツコツ読み進めていきたい。
今月の脱線本枠
毎月本を一定数読むが、毎度興味関心の全く外にあった本を1冊選ぶようにしている。今月はこの「不自然な死因」。解剖の話から始まり、恐らく人生観や死について考えるきっかけになるのではないかと思っている。また、こういう本を読んでおくことで意外な興味関心の発見があったり、自分の幅が広がったような気がするので脱線本を読むことはおすすめである。
小説枠
あまり小説を読む派ではないが、昔から朝井リョウさんの作品はよく読んでいる。その中でも短編の小説「もういちど生まれる」が古本屋にあったので購入してみた。朝井リョウさんの魅力はその独特な文章と細かな心理描写だと思う。就活をするにあたり久々に「何者」を読んでみたが、大学生として少し共感できるような部分があった。小説ジャンルにあまり精通していないのでおすすめの作家さんがいたらぜひ紹介して欲しい。私の場合は学術系の本を読んだ後リラックスタイムとして小説を挟むことが多い。
上記の本以外にも読むつもりものはあるが、正直つまらないとか合わないと思ったら読むのをやめてしまってもいいし、流し読みもありだと思う。それ以上に面白い本は溢れているので、しっかり没頭できる本に出会いたいものだ。