本好きのつぶやき

読書に勤しむ大学生の日常

地震雲とか人工地震とか

今朝関東を震源とする地震が発生し、朝方からパニックになった人も多いのではないだろうか。私は関東在住ではないので地震速報で目を覚ますことはなかったが、ツイッターのトレンド欄はそれ関連のキーワードでいっぱいだった。

 

地震は恐ろしい災害で、いつ何時でも対策を怠るべきではないという前提に立っての意見だが、地震が起きたときのツイッターはカオスで面白い。
特に地震雲や人工地震と行った陰謀論や都市伝説とされるようなツイートで溢れかえるからだ。そこで今日はひまだったので、私たちの興味関心を度々引き出すこれらの言説について調べてみた。

geosociety.jp

 

www.zisin.jp

 

地震雲

そもそも雲とは大気中で水蒸気が凝固し、水滴や氷晶になったものがある程度の集団となったときに形となって上空に現れるものである。
雲の形をもって、その後の天気を予想することは古来から行われてきたことであり、私もうろこ雲が出たら雨に気をつけろと習ったものだ。日本でも地震雲について研究をしていた学者も実際に存在するようで、その研究に追随する者もいるという。

 

地震雲のタイプとしてよくツイッターで見かけるのは、どれも晴れた空に一筋の太い帯状の雲」というもので、実は論文でも書かれている形だ。(論文の信憑性は不明)

 

正直この飛行機雲にも見えるこの雲の形は、観察者が地震雲だと思えばそうであるし、そう思わなければただの細長い雲である。しばしば見る形ではないが、私も見たことがある雲だ。


現代科学において地震と雲の関係は未だに解明されていないが、私の個人的見解としては関係はほぼないのではないかと思う。特にSNSが発達したこの時代において、容易に個々人が雲の写真を全国津々浦々からアップロード可能になり、それも地震が起きたリアルタイムに行うことができる。これによりなんらかの雲と地震の因果関係があるようにタイムラインを見て思ってしまうことは仕方のないことだろう。何せ理由がない出来事というのはとても怖いものだからだ。出来事に対する理由や原因を求めてしまうが故に起きる心理的錯覚やバイアスと現代科学によって引き起こされるのが、一連の地震雲騒動なのではないか。

 

しかし調べてみてびっくりしたのだが、思いのほか多く地震雲に関する論文や書籍が出版されていた。ぜひ興味があったら読んでみて感想を教えて欲しい。
ひまだったら人工地震の方も調べてみようと思う。

 

 

 

odasakukun.hatenablog.com