本好きのつぶやき

読書に勤しむ大学生の日常

高校と大学の友人関係の違い

私も春から大学4年次ということで、大学生活あっという間だったなあという感じです。歳を取れば取るほど時間感覚が速く感じるようになるとよく聞きますが、社会人になったらもっと速くなりそう。

 

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高校での友人関係の在り方

ところで春から大学に入学する後輩たちは、大学でのコミュニティ活動や友人関係にどんなイメージを持ってやって来るのだろうか。
私自身は地方の田舎出身ということもあり、全国から学生が集まる大学のコミュニティには不安8割期待2割くらいの感覚で臨んでいたと思う。

また高校と大学では友人関係の在り方もがらっと変化する。例えば高校では基本毎日クラスの友人と顔を合わせ一緒に長い時間授業を受けるが、なんとなく学校のカリキュラムの中である種義務感で一緒にいる感じではある。
それでも毎日顔を合わせるし、強制的に団体行動を強いられるためその中での協調性や小さなコミュニティ関係を築くことができる。部活動はさらにその小さなコミュニティをより親密にしたものである。授業寝てばっかだったけどその分部活楽しかったなあ。

 

また高校の特徴として、その周辺地域のある程度同じくらいの学力レベルの人間が集められ、その物差しで言えば同質化された集団である。地域コミュニティも近い場合が多いので価値観が似ていたり、同じくらい真面目だったりと過ごしやすい環境ではあったと思う。

 

大学での友人関係が上辺だけと言われる理由

大学に入学しまず体感したのが、積極的に友人を作る努力をしなければTHE大学生生活を送ることは不可能であるという事実だ。まあこれはよく言われることで、大学においては高校のようにクラス単位で授業を受けることはなく、各々が自由選択で講義を受講するため、授業においては固定の人間やコミュニティで長い時間を過ごすことはないのです。(しかし大体変な時間にある必修科目というクラスまがいのものもある)

 

中学・高校の場合、自ら友人を作ろうとせずとも毎日顔を合わせ、様々な学校イベントを一緒に経験していく中で友人関係は構築されていく。
一方大学の場合、自ら友人と同じ授業を受講したり、サークルに入ったりなどしなければあっという間に「ぼっち」である。このように大学においては友人関係を作るに当たり、高校のような受動的な態度よりも、ある程度積極的な態度が必要である。

 

大学の友人に関してよく言及されるのが、関係そのものが希薄で「広く浅く」というパターンが多いことだ。これは仕方がないことで、おそらく1年次の学生は数打ちゃあたる方式で積極的にサークルに参加したり、授業でも話しかけに行ったりするだろう。

しかし大学は高校のように学生の地域コミュニティが自分と同じことが多くなく、全国各地から集まった学生で構成されている。またそのせいか大学は個性的な人が多いとも言われるが、これは自分のコミュニティの外の文化に初めて触れたことで感じるものだ。
こんな感じで異文化交流をするのだが、当然気の合わないやつや趣味嗜好が違う人も多い。そのため2年次、3年次となるにつれて特定の友人関係にフォーカスするようになり、「よっとも」が大量発生するのである。

 

また大学では講義を休んだ時やテスト対策として、友人同士で協力して取り組むことがある。そのときに頼れる友人関係は必要で、テストの時になると頼ってくるようなやつもいる。(これも含めて大学生って感じ)

 

大学生特有の凝縮された友人関係

大学生になると時間や場所、お金など様々な制約から解放される。そのため友人とも夜遅くまで飲み明かして語り合ったりする。高校では学校の生徒という側面でのみ接していた人間関係が、大学生になるとその側面が広がるような気がする。それは友人と単に毎日クラスで顔を合わせるというだけでなく、一緒に学んだり旅行に行ったりなど様々な経験をともにできるという意味である。
私の肌感覚ではむしろ、大学での友人関係の方が狭く深くという感じがする。生まれた場所も育った場所も異なる、自分とは似つかない価値観を持つ人と出会うことができる大学は、そういった友人関係を構築することで学びを得ることができる場所なのだ。
(と思う。)